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写真:石仏火祭り風景
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供養祭は旧暦の七月二十四日、地蔵菩薩日に毎年お祭りしていた。現在は八月の下旬に行われている。 地蔵菩薩日は閻魔大王や延命地蔵に姿を現し、地獄に落ちた人々を教化・救済すると説かれています。 その教えを深田の里の民は、石仏の出来た当時より仏法を信仰し、この燈明を絶やす事無く今日まで続けており、仏に感謝し、仏の大慈悲の光明に照らされ、仏護念の力を祈り、先祖代々一家一門の諸精霊、有縁無縁の精霊、離苦徳楽、即身成仏、平等利益、この気持ちをこめて捧げております。 当日、満月寺石仏法要は午後六時に始まり、午後八時、花火を合図に千燈点火、石仏周辺を中心に深田地区一帯は火の海となる。 石仏が火に映える光景は又格別の趣があり、現在では仏の供養と観光を兼ね区長を陣頭に石仏供養祭り実行委員が結成され、臼杵石仏最大の行事である。 |
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著者 故・宇佐美昇は父の後を継ぎ半世紀以上、石仏の案内人を勤め 深く臼杵石仏と関っていくうちに物言わぬ石の仏たちが建立から永いときを経てもなお私たちに語りかけているそのかすかな呟きを感じ・考え・書きとめてきたものです。この本は昭和61年に書かれたものです。この本を書いた当時とは現在時代背景など大きく変化しておりますが。著者の意向を尊重して、ほぼ手を加えず原文のまま公開しております。 |
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