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古園石仏 大日如来仏頭復位前 |
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満月寺より石仏全体をながめると、おのおのの石仏は全部満月寺の本尊釈迦如来の方へ向かって彫られている。ただ山王山石仏だけが方向違いになっている。これは、前述のように、少年時代のご面相になっている。 子供は仏様だといわれる。無邪気でこれから無限の可能性を秘め、稚児になる資格を有している。だから子供のうちは、これからの人生の行く手を限定されないで自由だ、という意味で向きが異なっている。 ここの臼杵石仏が、人生行路を語りかけている様子がこれでご理解いただけたと思う。(概要を参照) ここ臼杵石仏へお参りし現存の仏様を眺めながら自分の過去をふり返り反省し、未来へ日々精進するならば、必ず来世は極楽浄土へ迎えられることになろう。 ―合掌― |
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著者 故・宇佐美昇は父の後を継ぎ半世紀以上、石仏の案内人を勤め 深く臼杵石仏と関っていくうちに物言わぬ石の仏たちが建立から永いときを経てもなお私たちに語りかけているそのかすかな呟きを感じ・考え・書きとめてきたものです。この本は昭和61年に書かれたものです。この本を書いた当時とは現在時代背景など大きく変化しておりますが。著者の意向を尊重して、ほぼ手を加えず原文のまま公開しております。 |
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