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写真:阿弥陀三尊像(ホキ石仏第二群第1龕) |
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中尊が阿弥陀如来、右に観世音、左に勢至菩薩、そして左に二体ほど形跡を残すが、ほとんどこわれている。この阿弥陀三尊像は臼杵石仏群中、最も優れたものの一つで本尊の像高も高く、力強く、堂々と量感もあふれた姿で、ほとんど丸彫りに近い。絶品の折り紙がついている。 この御面相は年寄りの姿を表し、悟りきって『いつお迎えが来ても後悔いたしません。過去も、現在も今はなく、未来を説く阿弥陀如来にしかたよる者はありません』と語りかけている。 ここは、ホキ石仏で昔はきれいな彩色を全部してあった。今なお若干そのあとが残っている。 |
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著者 故・宇佐美昇は父の後を継ぎ半世紀以上、石仏の案内人を勤め 深く臼杵石仏と関っていくうちに物言わぬ石の仏たちが建立から永いときを経てもなお私たちに語りかけているそのかすかな呟きを感じ・考え・書きとめてきたものです。この本は昭和61年に書かれたものです。この本を書いた当時とは現在時代背景など大きく変化しておりますが。著者の意向を尊重して、ほぼ手を加えず原文のまま公開しております。 |
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