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01 はじめに
02 臼杵石仏の由来  (真名野長者伝説)
03 謎を秘める現存 60余体の石仏たち
04 参拝順序は
05 紫雲山満月寺
06 蓮城法師と 長者夫妻の像
07 仁王像
08 宝筐印塔(日吉塔)
09 化粧の井戸
10 炭焼窯
11 古園石仏
12 山王山石仏
13 堂ヶ迫石仏  (青年期)
14 堂ヶ迫石仏  (壮年期)
15 堂ヶ迫石仏
16 地蔵菩薩と地獄十王
17 ホキ石仏(老年期)
18 九品の弥陀
19 臼杵石仏 全体を眺めると 
20 臼杵石仏の 本尊の概要
21 石仏火祭り
22 参考資料〈年表〉
23 御礼にかえて



 
復興された紫雲山満月寺




 深田の里には当時は多くの寺があり、祇陀院・療病院・施薬院・安養院・快楽院の5院と、河口坊・悟楽坊・岡坊・南坊・谷坊・東坊の6坊など、無数の小さなお堂があった。それらを総称して紫雲山満月寺と呼んだ。現在の満月寺本堂は、昭和25年に日本山妙法寺(山主)、故藤井日達大上人の手で祇陀院跡にこじんまりと復興された。満月寺は大友宗麟時代(永禄5年)頃に焼かれ、その後復興できず、ただ小さな御堂だけが明治の初め頃まであった。仏像をお守りする人がなくなり、部落内を持回りと成っていたが、臼杵市内の龍源寺が47年間ほど預かっていた。その後満月寺の復興と同時に還座したもので、ここの本尊は釈迦如来像である。
 ―合掌―
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著者 故・宇佐美昇は父の後を継ぎ半世紀以上、石仏の案内人を勤め 深く臼杵石仏と関っていくうちに物言わぬ石の仏たちが建立から永いときを経てもなお私たちに語りかけているそのかすかな呟きを感じ・考え・書きとめてきたものです。この本は昭和61年に書かれたものです。この本を書いた当時とは現在時代背景など大きく変化しておりますが。著者の意向を尊重して、ほぼ手を加えず原文のまま公開しております。

 
きょうぜん うさみ   usuki sarayama ツイートする
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